🤙 ティルを見て笑っていると、ランゴは更に小さな革袋を差し出してきた。 ティルはアワアワしながら受け取り「ひゃあぁぁ……」と、変な声を出していた。
2久しぶりの再会だ。 「こちらが、王都でも最新最先端のものとなります」 そう言って取り出されたのは、なんと四角い箱のような物が取り付けられた大型の弩である。
僕は手放しで喜ぶ。
箱の横にはグリップがあり、上下に動かすと弩はガチャリと音を立てて弓の部分が引かれる。 だが、ランゴは不敵に笑い、口を開く。
そして、対するランゴも似たようなものである。
👎 三階部分にベランダがあり、そこから通路が設けられていて防壁の上に行けるのだ。 「ヴァン様、白金貨百三十枚より喜んでる……」 「良かったですねぇ、ヴァン様」 「ヴァン様、僕にも一回……!」 色々と声が聞こえてくるが、僕の頭の中は連射式バリスタでいっぱいである。
19「最大で十連射が可能な連射式機械弓という代物です。 僕が預けた馬車と、更に追加で購入したらしい大型の馬車が二台だけだ。
馬車と馬、後はこれから必要になるだろうから、人売りに売られた借金奴隷を中心に奴隷を百五十人連れてきたよ」 「そうか……! ん? 奴隷を百五十人……? しかも、若いのばかり……一人頭、金貨一枚から二枚としたら、 白金貨一枚から三枚……!?」 ランゴの思い切りの良い奴隷売買に、ベルはギョッとした顔になった。
不毛の荒野に辿り着いたルークだったが、そこで謎のギフト『村づくり』が発動し、あっという間に村ができあがってしまう。
町の防壁は近くの建物と連結している。
でも、ドラゴンの襲来はもう嫌です。 様々な部分で幼児とは思えない行動を見せ、一時期は神童と噂されるヴァン。
「後は、ヴァン様に王都で見つけた逸品を献上致します」 恭しくそう言って、ランゴは馬車の中から大きめの箱を取り出した。
🤐 白金貨百三十枚です。 興奮する僕を見て笑い、ランゴは弩を構え、森の方へ向けた。 聞きたいことはいっぱいある」 「はい」 ティルとアルテが返事をして付いてくる。
2これが無数にならんだ姿を想像するだけで楽しい。
「怪我、病の無い五体満足の二十歳以下百人と十歳前後五十人で大金貨八枚だよ。
何故か、少し歩く速度の速いエスパーダとディーの姿もある。 どうか、宜しくお願いします」 「うわぁ、ありがとう。
人が一杯だね」 そう言うと、ランゴは両手を前に出して革袋を差し出してくる。